神戸が誇るオリジナルの歴史”灘五郷”
灘五郷は、神戸市・西宮市の沿岸部に栄えた、室町、江戸時代から受け継がれる「日本一の酒どころ」です。神戸には港町として様々な発祥の歴史や名物があります。例えば、ジャズ文化、缶コーヒー、洋服、洋菓子、洋家具、クリスマスオーナメント、ゴルフ、豚まん、パーマネント、バレンタインチョコなどたくさんの神戸発祥のものがあります。これらは港から入ってきた海外からの文化を取り入れたものが多くを占めています。
しかし、日本酒に関しては神戸のオリジナルの文化と歴史の象徴なんです。
六甲山に降り注いだ雨が20年の月日を重ね透水性の良い六甲花崗岩を流れ日本酒にとても大切な美味しい水となり、酒造りの時期になると、六甲山の向こう側から杜氏と山田錦がやってきます。この山田錦は兵庫県が誇る日本酒米で、酒米生産量は日本一のシェアです。最高のお米と最高のお水が出会い杜氏の技で仕込まれた日本酒は六甲おろしで温度管理され完成します。それを港から江戸に運んでいました。
これこそが神戸のオリジナルの文化といえるでしょう。
0コメント